若葉住宅地区(幕張ベイパーク)において「小学校・公益施設用地」として確保されていながら利用方法が未定だった広大な土地があります。
幕張総合高校隣接地でB-4街区北側にある土地です。
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(千葉県企業局ホームページより引用)

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当該の土地の現状

この土地は三井不動産レジデンシャルをはじめとするJV各社への売却の対象にはなっておらず、ずっと県有地のままです。
※これからマンションが建つ土地もまだ県有地で計画が進んでから売却される土地があります

当初の計画では街開きと共に小学校を新設する予定であったようですが、打瀬地区(幕張ベイタウン)の児童数が減少傾向にあることなどから、幕張ベイパークの街開きと同時に新設はせずベイパークの児童も打瀬小学校に通わせ、今後の状況を見て小学校の新設を検討する、という説明が2017年になされていました。

幕張ベイタウンニュース第240号


「公益施設」については2019年12月に海浜病院の移転候補地となっていると報道されるまで、私の知る限り特に言及されることはなかったです。

千葉市立海浜病院の建て替え 3候補地で検討(朝日新聞)

土地の利用方法が定まらない中、今月に入り植樹される等細かい動きがありました。

そして、このほど発表された千葉市の2020年度予算案において、現在美浜区磯辺三丁目にある「千葉市立海浜病院」の移転先、並びに新設小学校の建設地として利用することが表明されました。

千葉公園体育館に着工/幕張に新設小と新病院を/千葉市20年度予算案 一般会計4636億円(日本工業経済新聞社)


千葉市長のTwitterでも海浜病院の若葉住宅地区への移転について言及されています。


今後は3月に基本構想案を有識者や市民代表による検討会に諮問する予定で、答申は8月ごろ、意見公募を経て、基本構想を正式決定した後基本計画と基本設計に着手、遅くとも2025年度早期の開院を目指すとのことです。

幕張新都心に新病院、千葉市が方針 25年度開院目指す(朝日新聞)

現在の海浜病院は、救急科を有する災害拠点病院です。また30年以上に渡り夜間応急診療(内科・小児科)を行っています。
幕張ベイパークへ移転した後の診療体制などはまだわかりませんが、「海浜病院の現在の機能を基準としつつ救急医療を強化」とのことなので、少なくとも現行以上の水準となるかと思います。
特に小さなお子さんを持つご家庭などにはとても心強い存在となるのではないでしょうか。
夜間に救急車のサイレンが響いてくるかもしれない(病院に近づくと通常サイレンは切るようですが)等何もかもがいいことではないかもしれませんが、住み心地や街の価値の向上に寄与してくれることと信じています。

もちろん小学校や病院ができることにより交通量も増えると思いますし、バスで通院される方も多いでしょうから道路の拡張や路線バスの充実等、交通インフラの更なる整備にも期待したいところです。

(2/20 追記)
小学校の新設についても新聞記事および市長のTwitterで言及がなされています。
人口増で小学校新設へ 千葉市、幕張新都心に4校目(千葉日報)