【お知らせ】
この記事は2020年当時実施されていたものについてです。
2022年2月から実施されているAIバスの実証試験については以下リンクからご覧ください。



11月21日より12月20日までの1ヶ月間、千葉市と千葉大、NTTドコモ等による「AI運行バス」の実証実験が行われています!

このAI運行バスとは路線バスのように時刻や運行経路を定めず、利用者からの予約に対して最適なルートをAIが判断し停留所間を結ぶものです。
(現状は自動運転ではありません)

海浜幕張地区では幕張ベイパーククロスタワー&レジデンスの車寄せを含め24箇所が停留所となっています。

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早速利用してきました。

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幕張ベイパーククロスタワー&レジデンスに停車するAI運行バス
車寄せまで来てくれるので大変便利です

予約URLはこちら!!

利用手順はこちらもご覧ください。


まずは降車ポイントを先に指定します。IMG_0666


続いて乗車ポイントを指定します。

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今すぐ呼ぶか、時間を指定するか選ぶことができます。

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バスが来る時間が表示されるので良ければ予約!
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13:40に車寄せに着くとすでにバスが待っていたのでそのまま乗車、予約番号を運転手に告げます。
他に予約者がいない場合予約時刻を待たずにそのまま発車します。

今回は三井アウトレットパーク幕張まで利用しましたが予定時刻より少し早く到着!
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実証実験期間中は料金無料です。
車内にアンケートがありますので記入して下車しました!


海浜幕張地区は路線バスが沢山走っていますが基本的には駅を起点に住宅や商業施設等をを結ぶ路線になりますので住宅⇔住宅や住宅⇔商業施設といった移動はあまり考慮されておりません。
そういった移動の隙間を埋めるのに経路に囚われないAI運行バスの活躍が期待されています!

また、幕張ベイパークは現状では未開発の街区等もあり路線バスは走っていますが乗客がほとんどおらず採算はまず取れない状態。運行開始時には日中12分毎、深夜も走っていたのですが半年で減便と深夜運行取り止めとなり、先日とうとう20分毎まで減便されてしまいました。
路線バスはあらかじめ経路や時刻を届け出て乗客がいなくてもその通りに運行しなければならない原則があります。
もちろん走ってるぶんだけ燃料を使いますし環境にもよろしくない。
しかしながら採算が取れないからといって更に減便すれば利便性が損なわれ最終的に誰も利用しなくなります。

予約が必須という煩わしさはあるものの利用者がいるときだけ運行する、エコロジーでエコノミーなAI運行バスのシステムは幕張ベイパークにとって理にかなったシステムなのではと思っています!

既存の路線バスにももちろん長所がありますから、どっちかに集約するとか競合するのではなく、MaaSの考え方で定期券の共通利用等を含めた一体的なものとして先進的な交通サービスを幕張ベイパークで実現してほしいと願っています。